風待月。

気ままな物書きの日記。

はっぴーばーすでー。

悲しみと幸せの狭間。

濡れた朝露が強い日差しに照らされて包み込まれていくような感覚。

 

今日は私の生まれて二十四回目の誕生日だ。

祝ってくれる恋人や友人、家族…のような人、何人かから祝福を受けた。

愛して止まない、それと同時に憎み恨んできたこの日を祝ってもらうというのは違和感があるが、それでも祝われると嬉しくて、「生きていてよかった」と思えた。

 

人生の分岐点、と呼ぶには大きすぎるが無視できない現状に荒んだ心が揺れる。

いつたどり着けるのかと、延々と回り続ける観覧車の中で変わるのは景色ばかり。

 

この歳まで生きてきてもやっぱり、私は生きていてよかったのかと迷う日はこれからもやってくるだろう。何度も何度も、繰り返して強くなれるのだろう。きっと。

 

 

眠れないまま夜を明かす孤独感があの人たちにもあるのだろうか。

底知れない恐怖は、人間ならば当然持っている感情だろうけれど、あの人たちはそれが今一番強いのかもしれない。

その恐怖と戦っている彼らを救うために今、こうやって私が辿ってきた道が救済に繋がれば良いよ。私はそれが一番幸せだ。みんなの幸せを出来れば一番近くで見て居たい。幸せになっていくのを見届けた後に、少し休めたら、と、今はそれだけを願ってる。

 

深い悲しみの中の幸せ、大切な人たちから貰った贈り物は一生大切にしていよう。

皆がくれた優しさを返せるような人に、今からでもなっていけると信じて。

 

そして私もいつか、大切な人の隣で幸せを共に紡いでいけますように。