風待月。

気ままな物書きの日記。

桜桃忌。

過ぎましたけど、昨日は桜桃忌でしたね。

我が憧れの文豪である作家、太宰治。私は、彼の文学の中で一番「女生徒」を好んでいるのですが、皆さんの好きなお話はなんでしょうか。

 

彼が何を想い、愛い慕う女性と心中を成したのか、それは現代を生きる私達にはきっとわかりません。理解できるわけもないんです。

それが、少し寂しいような気もすれば、当然だと何処かで諦めがつくような不思議な感覚ですね。

それでも、彼が成し遂げられた死には少し憧れるんです。

惹かれるというより、羨望。

しかし、彼が心から望む死だったのかは定かではありません。一説によると、現場には引き摺られたような跡が残っていた、という話もあります。彼女が彼を引き摺ったのか、それとも逆に太宰の方が愛する人を黄泉の国まで引っ張ったのか、それもまた、定かでない。

 

 

今日はさくらんぼを食べる予定が、今日に限って売り切れていました。残念。

今日という日を祝うべきか、祝わない方が良いのか。

彼の作品の名を借り、文字を綴る私は許されるのか否か。

 

それもまた、誰にも分からないことなんでしょう。なんて。

今日はこれにて。また。